Research website for Noriko Onodera

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Aoyama Gakuin University
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小野寺典子(おのでら のりこ)

米国ジョージタウン大学 言語学博士号1993年

〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25
青山学院大学 文学部 英米文学科
onodera AT cl.aoyama.ac.jp

専門分野・研究内容

私の専門分野は、言語学・語用論・談話分析・社会言語学・歴史語用論です。ジョージタウン大学言語学部社会言語学コースが語用論・社会言語学全般を含む幅広いコースだったため、広い研究射程を持っています。1995年以降、歴史語用論が確立されてからはこの分野も専門に含めるようになりました。

今の研究の中心は、語用論・談話分析・歴史語用論と言え、現代英日語の談話分析(discourse analysis)から、通時的な談話分析を含みます。特に談話標識(ディスコースマーカー)の成り立ちにも関心があり、文法化はそうした成り立ちというメカニズムを説明する理論の1つです。構文化でも説明が可能だと思います。

談話標識は1987年Deborah Schiffrin先生の著書Discourse Markersで初めて概念化されました。欧米語の文頭の標識but, and, 最近ではlike, cosなどがよく知られていますが、日本語韓国語などでは文末表現「~けど・~こと・~もの・~わけ(日本語の文末例)」も談話標識に入ると思われます。話者はどの言語においても文頭・文末で、微妙な語用論的調節をして、コミュニケーションの相手に自分の意図や会話運営・談話構成上のアクションなどを伝えています。

言語の普遍性にも関心があり、アジア言語で見られる文末での調節が英語などでも行われているのではないかと思い、いまはアメリカ英語の文末の「延長表現」(general extenders)の観察にも取り組んでいます。And things (like that)or anythingといったものです。

I look forward to further exploring the above topics with the students; PhD students, MA students, and undergraduate students.

みなさん(博士前期・後期学生、学部生)とご一緒に研究を進めて行くことを楽しみにしています。

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