左に並ぶ写真は青山キャンパスのビルと銀杏並木です。


 青山通りの岡本太郎のオブジェ「子どもの樹」も見えます。

 微笑む学生は短歌創作中。いい歌が詠めそうですね。

 みなさんも一首詠んでみませんか。



青山の岡本太郎の「こどもの樹」のぼりて仰ぐ雨はまがたま
                      
日置俊次


(青山にアトリエを持ち、青山の地を愛した岡本太郎は、土偶やアフリカ美術の影響が見られる、トーテムのような力強く美しいオブジェを多く残しています。童心に帰って「子どもの樹」の下から見上げると、降り注ぐ雨粒も勾玉のようにきらめいて見えるのです。)

渋谷駅のハチ公像。

学生たちの通学路です。

 左は、青山学院大学のお向かいにある国連大学です。

 青山は国際的な街です。

 みなさんもこの日本文学科から世界へ羽ばたいてください。

 卒業生もさまざまな分野で活躍しています。

左の写真は日文研究室で発表資料を作成する学生です。

 教員からみなさんにメッセージが届いています。そのうちいくつかをご紹介しましょう。

 ・広々とした世界、多様な個性、深い思索を探ろう。 (大上正美)
 ・古典を次の時代に伝える仲間を求めています。   (小川靖彦)
 ・古代の人々の英知に直接触れてみよう。      (矢島 泉)
 ・日本語の文法を究める。             (近藤泰弘)
 ・王朝文学の心とことばを深く学んでみよう。    (高田祐彦)
 ・「文化現象」として文学を分析してみよう。    (片山宏行)
 ・中世和歌の世界への招待状をお届けします。    (廣木一人)
 ・江戸の記号の森へタイムトリップ。        (篠原進) 
 ・「今」の起源を探る体験へ。           (佐藤泉)

 日本語、日本文学、漢文学、日本文化をもっと考えましょう。

 人麻呂や紫式部、西鶴や漱石が、青山であなたを待っています。

 

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キャンパス銀杏並木の突き当り。間島記念館です。石造りの立派な柱ですね。

 青山・表参道をあなたの活躍の場としてください。

 「日文」でご一緒に日本の文学やことばを研究しましょう。

高校生のみなさんへ 

日本文学科
公式ホームページ

青山通り

青山と相模原   

短歌ゼミ

青山にも四季がある

短 歌 研 究 コ ー ナ ー (その2)


 
 青  春  を  歌  う  (現代短歌)


海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手をひろげていたり 
寺山修司

ブラウスの中まで明るき初夏の陽にけぶれるごときわが乳房あり 河野裕子

青春はみづきの下をかよふ風あるいは遠い線路のかがやき  高野公彦

砂浜のランチついに手つかずの卵サンドが気になっている  俵万智


 こんな歌を作る作者はどんなひとであるのか、知りたくなりませんか。


 最後に、透明感のあるきわめつけの青春歌を残して夭折した、小野茂樹をご紹介します。3首だけですが。


 あの夏の数かぎりなきそしてまたたつたひとつの表情をせよ

 五線紙にのりさうだなと聞いてゐる遠き電話に弾むきみの声

 ひつじ雲それぞれが照りと陰をもち西よりわれの胸に連なる


 小野茂樹は昭和
11年生まれ。
 角川書店・河出書房新社に編集者として勤務。
 帰宅途中に乗っていたタクシーが事故に会い、死去しました。享年
34歳。
 作者の恋の真相を知ると、上の歌はもっと奥深いものとなってきます。


 こうした豊かな、そして身近な短歌の世界へ足を踏み入れてみませんか。
 
 みなさんは研究者にも作者になれるのです。

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