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Sylvain Adami

プロフィール

パリ出身だが、フランス東部フランシュ=コンテ(ブザンソン)で育つ。大学ではスポーツ地政学を専攻し地理の博士号を取得。


研 究

外国語としてのフランス語の教育法(特に最新のテクノロジーを駆使してフランス語の習得の効果を高めるeラーニング)とフランス語の地政学(世界各国の政治経済の変動に伴うフランス語の地位の変化)を研究しています。


最近の主な業績・論文

  1. «La place du français dans les pays francophones d’Asie du Sud-est : les classes bilingues et le rôle du projet Valofrase»(東南アジアフランス語圏におけるフランス語の地位)Etudes Françaises nº 21 Université Aoyama Gakuin Tokyo 2012
  2. «PrepaFLE, une préparation linguistique et culturelle des étudiants japonais à leur séjour en France à travers un dispositif FOAD (Formation ouverte à distance) »(日本人学生のフランス滞在の準備のための遠隔教育)Revue japonaise de didactique du français vol. 8, nº 1 Société japonaise de didactique du français Tokyo 2013

ゼミ方針

メインのゼミのテーマは「現代フランス社会への眼差し」です。目標は年間の研究計画に従い、現代フランス社会とその変化についてフランス語で作業することです。授業では、小グループに分かれて、それぞれが選んだ幅広いテーマについて準備を進め、調査結果を前後期期末の口頭発表とレポートで発表してもらいます。現代フランス社会の政治・経済・社会・文化に対するものの見方を発見し、考えを深めることがこのゼミの狙いです。


ゼミ生の声

高校時代に世界史を学び、ヨーロッパ、とりわけフランスに興味を持ち、文学を通して更に深くフランスの思想や文化を学びたいと思ったことがフランス文学科への入学を決めた理由です。

入学後、フランス語や文学だけでなく、フランス社会について学んだことでフランスの社会や生活、そして豊かな食生活に興味を持ち、フランスの社会を研究内容とするアダミ先生のゼミに入りました。私の研究テーマは「フランスにおける移民の受け入れ」で、この研究を通して、人々がカフェで寛ぎ芸術を楽しむ“美しく、優雅な国”という今までのフランスのイメージとは正反対の、“重大な社会問題を抱える国”というフランスの新たな面を知りました。良い面も悪い面も含め、知れば知る程興味が湧きフランスを好きになっていきます。また、ゼミで考える力と知識を培い、実際にフランスで現地の状況を肌で感じたことにより、知識が深まり多角的なものの見方が身についたように感じます。

卒業まで残り僅かではありますが、学習意欲を高めて下さった先生と自ら学び考えることのできるこの環境に感謝し、これからも様々な知識と力を求め日々精進して参ります。 (4年 水崎 黎子)


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