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卒業後の進路と就職

問題意識から社会的課題に挑戦する

在セネガル日本国大使館 勤務(フランス文学科 2008年卒業)

将来は国連職員になって世界を駆け巡るんだ!そんな思いを胸に、2005年4月、私は文学部フランス文学科に入学しました。

3年次は協定校のあるブザンソンへ留学し、夏休みには西アフリカのブルキナファソで約1ヶ月半のボランティア活動に参加しました。気候や人の暖かさが心地よく、アフリカの大ファンになると同時に、途上国が苦しむ貧困等の問題へ意識が高まり、帰国から卒業までの1年間は東アフリカのルワンダの大学生と相互理解を図る活動に携わりました。援助という枠組みの中で起こる先進国、途上国間の上下関係に疑問を持ち、途上国の人たちと対等に仕事をしたいと思い、卒業後は貿易商社で3年4ヶ月程海外営業として南西アジアや東南アジア向けの鉄鋼製品輸出業務に携わりました。

貿易商社での充実した毎日の一方で、いつかビジネスの手法を用いて途上国の諸問題を解決したいという思いが日に日に強くなり、それならばまずは現場に行こうと一念発起し、2012年8月より西アフリカの在セネガル日本国大使館にて草の根・人間の安全保障無償資金協力外部委嘱員として、セネガル、カーボヴェルデ、ガンビアに於ける草の根無償案件形成に従事しています。

大学入学当初は国連職員というキャリアだけを追っていましたが、まず形としてのキャリアがあるのではなく、私の中の問題意識が最初にあり、その意識へのアプローチは無数にあるのだということを4年間の大学生活で学びました。今後は、営利・非営利組織で得た経験の総まとめをする為に大学院に進学し、将来はそこで得た知識を基にビジネスを通した途上国支援をしたいと思っています。自分への課題は山積みですが、前向きに今後も道を切り開いていきたいです。


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