青山学院大学文学部 日本文学科
日本文学科主催 国際学術シンポジウム 「もうひとつの日本語」
趣旨
かつて《文学》は、どこか特定の国家の名を冠して呼ばれ、理解されてきた。フランス文学、ドイツ文学、イギリス文学というように。この枠組みは現在も基本的には変わらない。青山学院大学文学部にも、英文学科、フランス文学科、そして《日本文学科》が設置されている。国名プラス文学という枠組みは、私たちが《文学》を理解する際の安定した環境となってきた。

・・・・《日本文学》という枠の外側に身を置いて、そこからあらためて《日本語》を考えることはできないだろうか。国際シンポジウム《もうひとつの日本語》は、この思いを出発点としている。

今回は《日本文学》の風景の外から《日本語》の表現者をお迎えして、ともに《日本語》あるいは《言葉》についてもうひとつ遠近法がありえないかについて考えてみたい。小説、政治思想と詩、翻訳。それぞれに異なる表現の場所から、どんな《日本語》が聞こえてくるだろ うか。その響きに耳を傾けることから始めたい。その響きは、安定した《日本文学》の環境、その基底材たる《日本語》を深く当惑させずにはおかないことだろう。当惑し、そして、《日本語》との間の緊張感をふたたび取り戻したいと思う。
発言者(予定、調整中)
  • 金石範氏(キムソクポム) 小説家
  • 李静和氏(リジョンファ) 成蹊大学法学部、政治思想、詩人
  • 崔真碩氏(チェジンソク) 青山学院大学非常勤講師、現代朝鮮論、翻訳家
  • 片山宏行(本学教員)
  • 佐藤泉(本学教員)
交通アクセス
・東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口 徒歩5分
・JR山手線・東急東横線・京王井の頭線「渋谷駅」宮益坂方面出口 徒歩10分
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お問い合わせ
青山学院大学文学部日本文学科
TEL.03−3409−7917


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