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大学院情報
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専攻・課程の紹介

大学院人文科学研究科日本文学・日本語専攻には、日本文学・日本語学・漢文学・日本語教育学と、幅広い研究領域をカヴァーする講座が開かれ、それぞれの専門分野における最先端の研究を踏まえたきめの細かい指導が行われています。 また今日の学際的かつ脱領域的な研究状況にも対応できるよう、教員個人に学生が張りつくような細分化された縦割りの組織ではない、リベラルで柔軟な集団指導体制が組まれています。
修士の学位が取得できる2年間の博士前期課程、博士の学位が取得できる3年間の博士後期課程があります。

博士前期課程 博士前期課程は、広い視野から深い学識を培い、それぞれの専攻分野における研究能力と、高度な専門性が必要とされる職業につくための能力を養うことを目標としています。
本課程に2年以上在学し、所定の単位を取得するとともに必要な研究指導を受けて作成した修士論文の審査および最終試験と1外国語の認定に合格すると、修士の学位が取得できます。
博士後期課程 研究者として自立した研究活動を行うために必要な高度な能力と、それを支える豊かな学識を養うことを目標とした課程です。博士前期課程を修了後、本課程に3年以上在学して必要な研究指導を受け、博士論文の審査および最終試験、1・2外国語の認定に合格すると、博士の学位が取得できます。


入学定員
博士前期課程/修士課程の入学定員は6名、博士後期課程の入学定員は2名です。
入試は秋・春の年2回実施されます(社会人は秋のみ、博士後期課程は春のみ)。

*試験科目等の詳細は、以下をご覧ください。
http://www.aoyama.ac.jp/admission/graduate/examination/japanese.html


研究指導教員
担当者 専門分野 備考
矢嶋 泉 上代文学
小川 靖彦 上代文学  
土方 洋一 中古文学  
高田 祐彦 中古文学  
廣木 一人 中世文学  
佐伯 眞一 中世文学
篠原 進 近世文学  
大屋 多詠子 近世文学  
片山 宏行 近代文学  
日置 俊次 近代文学  
佐藤 泉 近代文学  
遠藤 星希 漢文学
近藤 泰弘 日本語学
澤田 淳 日本語学
山下 喜代 日本語教育学


16年度 開講科目・担当者

【博士前期課程】

太字は本年度開講

授業科目   担当者
上代文学研究(一) 矢島 泉
上代文学研究(一)
上代文学演習(一)
上代文学演習(一)
上代文学研究(二) 小川 靖彦
上代文学研究(二)
上代文学演習(二)
上代文学演習(二)
中古文学研究(一) 土方 洋一
中古文学研究(一)
中古文学演習(一)
中古文学演習(一)
中古文学研究(二)  
中古文学研究(二)
中古文学演習(二)
中古文学演習(二)
中世文学研究(一) 佐伯 眞一
中世文学研究(一)
中世文学演習(一)
中世文学演習(一)
>中世文学研究(二) 廣木 一人
中世文学研究(二)
中世文学演習(二)
中世文学演習(二)
近世文学研究(一)  
近世文学研究(一)
近世文学演習(一)
近世文学演習(一)
近世文学研究(二) 篠原 進
近世文学研究(二)
近世文学演習(二)
近世文学演習(二)
近代文学研究(一) 片山 宏行
近代文学研究(一)
近代文学演習(一)
近代文学演習(一)
近代文学研究(二)  
近代文学研究(二)
近代文学演習(二)
近代文学演習(二)
近代文学演習(三) 山口 政幸
近代文学演習(三)
近代文学研究(三) 竹内 栄美子
近代文学研究(三)
韻文学研究 根岸 理子
韻文学研究
劇文学研究 佐藤 かつら
劇文学研究
日本語学研究(一) 近藤 泰弘
日本語学研究(一)
日本語学演習(一)
日本語学演習(一)
日本語学研究(二) 澤田 淳
日本語学研究(二)
日本語学演習(二)
日本語学演習(二)
中国古典学研究 遠藤 星希
中国古典学研究
中国古典学演習
中国古典学演習
日本語教育学研究 山下 喜代
日本語教育学研究
日本語教育学演習
日本語教育学演習

【博士後期課程】

太字は本年度開講

授業科目   担当者
上代文学研究指導演習(一) 小松 靖彦
上代文学研究指導演習(一)
上代文学研究指導演習(二)
上代文学研究指導演習(二)
上代文学研究指導演習(三)
上代文学研究指導演習(三)
上代文学研究指導演習(一) 矢島 泉
上代文学研究指導演習(一)
上代文学研究指導演習(二)
上代文学研究指導演習(二)
上代文学研究指導演習(三)
上代文学研究指導演習(三)
中古文学研究指導演習(一)  
中古文学研究指導演習(一)
中古文学研究指導演習(二)
中古文学研究指導演習(二)
中古文学研究指導演習(三)
中古文学研究指導演習(三)
中古文学研究指導演習(一) 土方 洋一
中古文学研究指導演習(一)
中古文学研究指導演習(二)
中古文学研究指導演習(二)
中古文学研究指導演習(三)
中古文学研究指導演習(三)
中世文学研究指導演習(一) 佐伯 眞一
中世文学研究指導演習(一)
中世文学研究指導演習(二)
中世文学研究指導演習(二)
中世文学研究指導演習(三)
中世文学研究指導演習(三)
中世文学研究指導演習(一) 廣木 一人
中世文学研究指導演習(一)
中世文学研究指導演習(二)
中世文学研究指導演習(二)
中世文学研究指導演習(三)
中世文学研究指導演習(三)
近世文学研究指導演習(一) 篠原 進
近世文学研究指導演習(一)
近世文学研究指導演習(二)
近世文学研究指導演習(二)
近世文学研究指導演習(三)
近世文学研究指導演習(三)
近代文学研究指導演習(一) 片山 宏行
近代文学研究指導演習(一)
近代文学研究指導演習(二)
近代文学研究指導演習(二)
近代文学研究指導演習(三)
近代文学研究指導演習(三)
近代文学研究指導演習(一) 佐藤 泉
近代文学研究指導演習(一)
近代文学研究指導演習(二)
近代文学研究指導演習(二)
近代文学研究指導演習(三)
近代文学研究指導演習(三)
近代文学研究指導演習(一)  
近代文学研究指導演習(一)
近代文学研究指導演習(二)
近代文学研究指導演習(二)
近代文学研究指導演習(三)
近代文学研究指導演習(三)
日本語学研究指導演習(一) 近藤 泰弘
日本語学研究指導演習(一)
日本語学研究指導演習(二)
日本語学研究指導演習(二)
日本語学研究指導演習(三)
日本語学研究指導演習(三)
中国古典学研究指導演習(一)
中国古典学研究指導演習(一)
中国古典学研究指導演習(二)
中国古典学研究指導演習(二)
中国古典学研究指導演習(三)
中国古典学研究指導演習(三)
日本語教育学研究指導演習(一) 山下 喜代
日本語教育学研究指導演習(一)
日本語教育学研究指導演習(二)
日本語教育学研究指導演習(二)
日本語教育学研究指導演習(三)
日本語教育学研究指導演習(三)

原則として、研究指導演習(一)Aは1年次前期、(一)Bは1年次後期、(二)Aは2年次前期、(二)Bは2年次後期、(三)Aは3年次前期、(三)Bは3年次後期に履修するものとする。

※「シラバス・講義内容」は、大学のシラバス検索システムで公開しています。
http://syllabus.aoyama.ac.jp/


修士論文・博士論文題目一覧(06〜15年度)
<2006(平成18)年度 修士論文題目一覧>
氏名 論文題目
織田 真理 『更級日記』 ―仮名物語の引用―
嶋田 祐士 1930年代の志賀直哉 ―『暗夜行路』を中心に―
帆苅 基生 石川淳「狂風記」論

<2007(平成19)年度 修士論文題目一覧>
氏名 論文題目
山木 悠 『日本書紀』における〈現代〉の編修論理 ―天智紀、天武紀、持統紀を中心に―
竹内 宙明 『萬葉集』における高市皇子一族
長尾 文子 大君物語 ―宇治十帖の始発として
田村 睦美 「恥」の文化と古代・中世文学 ―軍記物語を中心に―
佐々木 綱衛 「百物語評判」と弁惑物の系譜
神山 瑞生 伊丹椿園論
黒田 真貴子 百物語怪談小説史における吉文字屋市兵衛の位置
大山 英樹 『月に吠える』という物語 空想され構築される主体のパラノイア世界

<2008(平成20)年度 修士論文題目一覧>
氏名 論文題目
小竹 希弥 夏目漱石『行人』論 ─Hさんの語りに表れた明治の文壇における問題と、二郎の語りと共通して問われたもの─
岡島 由佳 石川流宣論

<2009(平成21年度)年度 修士論文題目一覧>
氏名 論文題目
一戸 裕司 大正初期における前田夕暮
―後期印象派需要を中心に―
杉山 和也 中世日本に於ける動物の認識
網倉 勲 水上瀧太郎 『大阪』 『大阪の宿』 研究
一蝶 亮 古代日本語における情意形容詞述語文の人称制限とその解除
嘉村 雅江 中世における歌枕
―北陸道の歌枕を中心として
園部 真奈美 鬼の形象

<2010(平成22年度)年度 修士論文題目一覧>
氏名 論文題目
及川 早紀 佐藤春夫の作品に見られる幻想性
佐藤 良一  横光利一における虚構と通俗
―「花花」「書翰」「純粋小説論」を光源として―

<2011(平成23年度)年度 修士論文題目一覧>
氏名 論文題目
迫田 剣之介 雑俳研究―都塵舎雲峰を中心に―
塚本 飛鳥 坂口安吾の古典受容

<2012(平成24年度)年度 修士論文題目一覧>
氏名 論文題目
浅川 真知子 『源氏物語』における感情表現 ―女君を中心に―
岩田 麻莉子 歌舞伎研究 鶴屋南北作品における縁切物考
小石原 悠介 大正、昭和文学におけるアインシュタイン・ショック
曲 揚 「宮沢 賢治」という理想 ―「風の又三郎」の受容を中心として
田邊 ゆかり 『源氏物語』の尼
新津 里奈 『枕草子』研究

<2013(平成25)年度 修士論文題目一覧>
氏名 論文題目
及川 里美 『源氏物語』における花の表現―人物との関連を中心に―
岡田 純子 複合副助詞と複合係助詞の研究
小野 かおり 宮澤賢治論
―初期『宮澤賢治全集』刊行をめぐる文学者たちの動向―
寺尾 麻里 連歌付合論

<2014(平成26)年度 修士論文題目一覧>
氏名 論文題目
熊田 祥子 『新古今集』古注釈書の比較研究
黒岩 実可 村上春樹論―「コミットメント」をめぐる物語―
須田 志穂理 『和泉式部日記』の眼差し
武居 辰幸 香りは語る―『源氏物語』の香りの表象―
曹 昇鉉 『源氏物語』のことば―<談話>と<物語>―
土田 麻莉絵 『枕草子』執筆意図
中野 瑛介 『簠簋抄』の説話
―「三国相伝簠簋金鳥玉兎集之由来」以降について―
新沼 唯 句読点の用法に関する研究
―読点の規則が定まらない原因は何か
山口 理沙 名詞述語文の研究

<2015(平成27)年度 修士論文題目一覧>
氏名 論文題目
安藤 優一 日野啓三論―『夢の島』への軌跡―
金城 ゆり 「古今和歌集」四季歌の研究―素材と表現から―
佐藤 織衣 戦時下・占領期における『萬葉集』―国語教科書と英訳を通して―


<2006(平成18)年度 博士論文(論文博士)題目一覧>
氏名 論文題目
孫 敦夫 日本語アスペクトの研究

<2007(平成19)年度 博士論文(論文博士)題目一覧>
氏名 論文題目
山本 啓介 「詠歌」としての和歌 ―披講の場と音韻を中心に―

<2008(平成20)年度 博士論文(論文博士)題目一覧>
氏名 論文題目
若松 伸哉 昭和初期における文学作品と同時代の諸相 ─小林秀雄と石川淳を中心として─
清水 真澄 音声表現思想史の基礎的研究 ─信仰・学問・支配構造の連関─

<2009(平成21)年度 博士論文(論文博士)題目一覧>
氏名 論文題目
山田 昌裕 格助詞「ガ」の通時的研究 ――主語表示を中心に――
松本 麻子 連歌文芸の展開 ――表現および地方連歌壇――

<2011(平成23)年度 博士論文(論文博士)題目一覧>
氏名 論文題目
藤井 史果 近世噺本研究

<2013(平成25)年度 博士論文(論文博士)題目一覧>
氏名 論文題目
島田 大助 近世はなしの作り方読み方研究―はなしの指南書―


特定の課題についての研究の成果
氏名 論文題目
小田島 由佳 『拾遺御伽婢子』論


院生からのメッセージ
 
博士後期課程 山本 啓介
それほど人数が多くはないので気づかない方もいるかもしれませんが、図書館や研究室に、先生ではないけれど、明らかに学部生でもない、独特の雰囲気で本を積み上げてせっせと勉強している人がいたら、それはかなりの確率で大学院生です。

大学院は、学部の四年間を終え、さらに専門的に学問を続けようとする人が進学するところです。本学科の大学院は、基本的に前期課程の二年間で修士論文を提出し、修士号を取得します。さらに進学を希望する者は、三年間の後期課程に進み、博士論文の提出、博士号の取得を目指します。

一口に院生といっても目標はさまざまで、学問研究を続けたいと思って進学する人、研究者、大学の先生を志望する人、教職を志望する人もいます。既に学部時代に教員免許を取っている場合は、修士修了とともに専修免許が取得できますので、中・高校の教員となる人も少なくありません。また、図書出版関係に就職する人もいます。

大学院生の生活は、濃密なる学問漬けの毎日です。授業は基本的にすべて院生の発表によるゼミ形式です。前期課程の場合は、二年の間に合計八つのゼミに出ることになります。院のゼミは少人数なので、発表は頻繁に回ってきます。

私の場合、一週間に四、五回発表が回ってきたこともありました。学部生の時を振り返ると、ゼミ発表は年に二三回程度だったので、単純な数の比較では一週間で一年分以上の発表をしたことになります。先生との距離も近く、院生同士の討議もより専門的で活発なものとなり、寝ても覚めても書物に埋もれ、学問のこと、文学のことを考え続ける日々を送ります。

発表の成果がまとまってくると、学会で口頭発表をしたり、研究誌に論文を投稿します。本でのみ知っていた他大学の先生方とも直接交流し、いろいろと教えていただく機会も増えます。院生は学生ではありますが、その点では研究者として扱われるようになります。

「ひとり灯のもとにて文をひろげて、見ぬ世の人を友とする、こよなう慰むわざなり」。『徒然草』の著名な一節です。ここでの「文」は漢籍を指しますが、それに限らず、書を読むことで場所も時代も隔たった作者と心を交わすことができるという、読書の楽しみを端的に表現したものと言ってもよいでしょう。

ただし、傑作と言われる作品ほど、なかなか簡単には友達になってはくれない、友達になってもなかなか本音を見せてくれないところがあるようです。また、誰にも見出されずに埋もれてしまっている作品も少なくないかも知れません。

私の場合は、学部も後半になってようやく古典の面白さに気づきはじめ、もう少しだけ勉強をしようと思い、院へ進みました。多くの作品や書物と出会い、随分友達になれた気もしますが、まだまだ神髄は遠いような気がしています。容易には捕まえられない文学の深みを、さらに覗いて見たい、追い続けてみたいという方には、大学院進学は挑戦する価値のある選択肢の一つだと思います。