日本史コース

日本史コース

日本史の研究は、古文書をはじめとした文献史料を読むことから始まります。最近では、絵画史料や発掘成果など、その他の史料も大いに活用されていますが、基本は文字です。ですから、日本史コースを選択すると、2年次から史料に関する授業が始まります。それが、日本史史料講読と古文書学です。史料講読は2,3年次に設定されており、漢文的な史料やくずし字の解読を中心に授業が行われます。一方、古文書学では、様式あるいは機能に即して古文書を位置づけ、体系的に学んでいくことになります。学生にとっては外国語のように感じられるかもしれませんが、しかしそれを克服して歴史の中の声を直接聞けたときには、格別の感慨があるはずです。

こうした基礎を身につけ、3年次からそれぞれのゼミに分かれ、専門の時代の研究が始まります。ゼミでは、史料を通じて勉強を進めるのが普通ですが、内容は各時代のごくオーソドックスなテーマが扱われ、テキストに使われる史料も特別なものではありません。しかしそれによって学問技術を体得し、卒業論文として結実する自らの勉強を発展させていくことになります。授業では、教員や友人たちとの対話を通じ、新たな自分を発見することになるでしょう。

現在日本史コースには、古代史・中世史・近世史・近代史・現代史の5つのゼミがあります。大学によっては、2,3人の教員で日本史全体を受け持つところもありますが、幸いにも本学では、学生の手助けを5人のスタッフが担当しています。これは学生にとって、また教員にとっても恵まれた環境といえます。