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相模原キャンパス開講授業

2011年度の開講科目から、その一部を紹介します。
※新カリキュラム導入1年目のため、一部の科目名は新カリキュラムに対応しておりません。

フランス語会話

(F.ドルヌ、R. ブレフュエル、J.-A.ドナティ、C. ハットリ、A.-M. オジュロ、T.H. カミムラ、B. マレシャル、C. ルヌール)
この授業はフランス語に慣れ、聞き、話す能力を身につけることを目的としています。
ネイティヴ・スピーカーの教師による訓練を通して、コミュニケーションの場面に沿ったフランス語の表現を習得していきます。CALL教室での授業と自習によりフランス語でコミュニケーションをする楽しみを味わいながら、フランス語圏の文化、習慣に触れる機会でもあります。
毎週の授業のほか、e-learningを使った自習も必修となります。
授業はフランス語で行います。

 
基礎演習 B

「ベルクソン著『笑い』ー「滑稽なもの le comique」とは何か。」(西村哲一)
フランス文学が誇るべき成果として、明晰に書かれた知的な散文の伝統を挙げる人も多い。今回この授業で取り上げるフランスの哲学者、アンリ・ベルクソン(Henri Bergson, 1859〜1941)の『笑い』(Le rire)もフランス文学のそうした伝統に属する作品、それもキラリと光る傑作である。

ベルクソンを原文で読んだことのある人は誰でも賞賛するが、透明でスピード感のあるその散文の質はまことに見事である。『笑い』は決してベルクソンの主著ではないが、ベルクソンは却ってそれだけ自由に笑いを誘うおかしみ、滑稽さ、コミカルなものの本質を追究している。笑いを誘う出来事や、仕草、言葉、状況や性格など、実生活から、またフランス古典演劇からおびただしい数の事例を引きながら、決してその実例の海のなかで溺れることなく、探求の導きの糸をしっかりと握りしめて、要所、要所で適切な問いを繰り出し、探求を深めるとともに広げてゆく。この作品を通して、ベルクソンとともに「笑い」の本質を理解し、また一般に相当複雑なテーマについて自由に哲学することの楽しさをも学びたい。

「歌謡曲はどのように生まれるのかー歌詞の草稿を手がかりにー」(久保田剛史)
シャンソンあるいはフレンチ・ポップスの歌詞は、どのように書かれたのでしょうか。作詞の背景には、どんなアイデアや(詩的または音楽的)規範があったのでしょうか。歌手の生涯や同時代の社会状況は、歌詞の中にいかなる影を落としているのでしょうか。これらの問いに答えるべく、フランス歌謡曲を代表する歌手たち(ジョルジュ・ブラッサンス、レオ・フェレ、セルジュ・ゲンスブール、ルノー・セシャンなど)の曲を毎回一曲ずつ取り上げ、作詞の過程を草稿段階から読み解きながら、歌謡曲の隠された秘密に迫ってみます。

「文学に現われた罪と悪」(井上正)
20世紀初頭のフランス文学に見られる罪と悪の諸様相について、各作家の表現としての戦略を分析してもらい、文学の意味について考えてもらう。

「フランス語学入門」(尾形こづえ)
ソシュール の『一般言語学講義』(" Cours de liguistique générale ") を中心に言語学の基礎を学ぶ。フランス語の音に親しむ。

 
 
(C)2003-2004 Aoyama Gakuin University