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青山キャンパス開講授業

2011年度の開講予定の授業から、講義科目を中心にその一部を紹介します。
(所属が示されていない場合は本学科専任教員です)
※新カリキュラム導入1年目のため、一部の科目名は新カリキュラムに対応しておりません。


特 講

「西欧近代恋愛観を決定づけた中世文学」(高頭麻子・日本女子大学)
キリスト教的結婚観(宗教)・「宮廷風恋愛」(社会)・『トリスタン』的情熱(個人)という、西欧近代の恋愛観の三本柱が、中世文学のなかで確立し、発展していく過程を見ていく。

「モラリストの知恵ーー古典に学ぶ人間学」(塩川徹也・東京大学名誉教授/日本学士院会員)
モンテーニュに始まる古典モラリストの文章を読むことを通じて,他者との交わりの中で生きる人間についての考察を深めたい。

「十八世紀フランス思想とは何か ーー啓蒙期の思想と文学ーー」(井田尚)
「啓蒙思想」の流れに属するフランスの代表的な作家達のテキストを実際に読みながら、十八世紀における思想と文学の関わりについて理解を深める。

「20世紀フランス芸術論」(桑田光平・東京外国語大学)
芸術作品に作家や思想家がアプローチしたテクストをフランス語で読みながら、芸術作品を「読む」とはどのような行為かを理解する。

「極限状況の文学ーージェノサイドの文学、「証言作品oeuvre-témoignage」をめぐって」(安原伸一朗・日本大学)
ナチス収容所からの生還者たちの文章を読みながら、極限体験を語ることの意義や困難、および歴史を前にした個人の存在を考えると同時に、「ことば」や「文学」の存在の力と不思議さを検討していきたい。

「フランス語圏における地域語研究」(川口裕司・東京外国語大学)

「フランス語を考えるー場所の前置詞と代名動詞を中心にー」(山田博志・筑波大学)

「映画史のなかのヌーヴェルヴァーグ」(彦江智弘・横浜国立大学)
1)映画運動としてのヌーヴェルヴァーグを理解する。
2)ヌーヴェルヴァーグの映画作品・批評を出発点にして、映画史(とりわけ最初の50年)の流れを整理する。
3)映画を論じるにあたって、作品の内容ではなく、まずその形式を出発点とするような観点を身につける。

 
講読演習

「パスカル・キニャールの小説 Tous les matins du monde を読む」(秋山伸子)
テクストとイマージュ、音楽、絵画との関係について考察しながら、小説を精読する。

「現代フランスの短編小説を読む」(濱野耕一郎)
取り上げるテクストの精読を通して、フランス語読解能力の向上を目指すと同時に、原語で文学作品を読む楽しさも知ってもらいたい。

「バルベー=ドールヴィイ「深紅のカーテン」を読む」(阿部崇)
ジュール・バルベー=ドールヴィイ(1808-89)の最も高名な短編集『悪魔のような女たち』から、「深紅のカーテン」を精読する。

 
フランス文学史概説 II

「旅するフランス文学史ープレスター・ジョンからニコラ・ブーヴィエまでー」(久保田剛史)
「旅」をキー・コンセプトとして、フランス文学(あるいはフランス語で書かれた)作品を読みながら、フランスの文化や歴史について理解を深めることを目指します。

「20世紀のフランス文学 写真をめぐって」(和田惠里)
マルセル・プルーストを出発点として、マルグリット・デュラス、ロラン・バルト、アニー・エルノーを中心に、写真と20世紀フランス文学の関係について考察したい。

 
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