講演会のお知らせ/ A Lecture Meeting

 英文学会では、菅原彩加先生を講師としてお招きし、講演会を開催します。事前の予約や参加費などは必要ありません。ご参加をお待ちしております。

日   時: 2018年3月1日(木) 13:30 ~ 15:30
場   所: 青山キャンパス 17 号館 5 階 17501 教室
講 演 者 : 菅原 彩加 (三重大学人文学部 講師)
演題: English-speaking and German-speaking children know the link between prosody and semantics

講演要旨:
    Jackedoff (1972) において、英語においてプロソディの違いにより複数の量化子また は量化子と論理演算子の間のスコープ関係が変わると言及されて以来、この現象の有無からメカニズ ムの提案に至るまで、英語やドイツ語を主な対象とし活発な議論がされてきている (Ladd 1980, Büring 1997, 2003, Krifka 1998, Constant 2012, 2014, a.m.o., Cf: Ward & Hirschberg 1985) 。本トークでは、 そのメカニズムについて Büring (1997, 2003) の議論を踏まえた Constant (2012, 2014) の提案を紹介する。さらに、このような背景に基づき、英語において (Rise-)Fall-Rise や B-Accent と呼ばれるプロソディを、またドイツ語において Hat pattern と呼ばれるプロソディを用いて潜在的にスコープがあ いまいな文 (All>Not または Not>All) が読まれる際に大人や子供がどのような解釈をするのかを調べた実験を報告する。文レベルのプロソディが文理解に及ぼす影響に対して子供が敏感かどうかにつ いては、先行研究においてあまり敏感でないという研究が多くある (McDaniel & Maxfield 1992, Baauw et al. 2003, Wells et al. 2004) 。しかし今回の実験においては、英語話者の幼児 (4;4 – 6;10, M = 5;3) もドイツ語話者の幼児 (3;6–6;11,M=5;1) もneutralなプロソディと比べて当該のプロソディで 読まれた文について、理論によって予測される解釈 (Not>All) がより多く得られたことを報告する。

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お問い合わせ先:文学部 英米文学科 髙橋将一 准教授