青山英語英文学研究会(ALL) 3月例会のお知らせ

日 時 2018年3月7日(水) 14:00-
場 所 3号館 3306教室
     
発表者 1 國谷 光 (埼玉大学大学院)
要 旨 "No" as a category between TP and CP
題 目   日本語の「の」補文は、主語や目的語として使われるだけでなく、「のだ」文や分裂文の前提部分としても使われる。本発表では、日本語の連体形がTPとCPの間に存在する機能範疇によって認可されるとし、補文標識の「の」は共通してその主要部に生じると考える。これを踏まえて、主格・属格交替現象の認可の仕組みや「こと」「と」「か」など他の補文標識との分布の違いについて分析する。
     
発表者 2 野間口  哲 (千葉大学大学院)
要 旨 The Anti-agreement Theorem and Reference Tracking
題 目   本発表では主に日本語と英語の統語的な違いを、reference tracking(RT)のストラテジーの違いという観点から考察する。広く知られているように、日英語は義務的なwh移動、スクランブリング、多重主格構文など様々な点で異なる。これらを説明するためにMinimalist Programにおいては、Fukui(1988)、Kuroda(1988)を発展させる形でSaito(2007)、Takahashi(2014)が反一致(anti-agreement)定理を提案した。これは一致の有無が様々な統語的な違いを引き起こすというものであるが、本発表ではこれをより一般的な原理から説明することを試みる。具体的にはBerwick and Chomsky(2011)の”パラメータは外在化の過程に限られる”という主張を前提に、agreementをRTのストラテジーの一つとして見ることで、そのストラテジーの違いから言語間の統語的な違いを説明する方向性を探る。

 「青山英語英文学研究会(ALL: Aoyama Linguistics and Literature:)」の月例会のご案内です。入場無料,予約不要。茶菓など持参して,召し上がりながらお聴き下さって結構です。
 本学教職員,大学院生,学部生,学外の方,英語学英米文学やことばや演劇に興味がある方,言語学・文学一般や文化に関心のある方など,どなたも歓迎致します。遠慮なくご参加ください。

幹事 高橋将一(幹事)
<連絡先 ガウチャ-ホール 10階>