講演会のお知らせ/ A Lecture Meeting

 東京海洋大学より藤 正明教授をお招きし、中澤和夫先生ご担当の英語学概論にて講演会を開催します。 事前の予約は必要ありませんので、下記をご参照のうえ、参加希望者は開催日に会場へお越しください。
 なお、講演会は授業履修者に限らず自由に聴講していただけます。会員の皆さま、学生の皆さん、お誘いあわせのうえご来場ください。

日   時: 6月25日(火) 20:05~21:30
場   所: 青山キャンパス1120教室
講 演 者 : 藤 正明 氏(東京海洋大学教授)
講演題目: Copula Drop in Truncated Registers
(短縮レジスターにおける繋辞脱落)

講演要旨:
自然言語にはある特定の状況下でのみ用いられる短縮表現(短縮レジスター)が存在することが知られている。英語では、新聞のヘッドライン、日記、レシピ、広告、道路標識、アフリカ系アメリカ人の日常英語(African American Vernacular English, AAVE)、言語習得途上の子供の発話など、短縮レジスターに事欠かない。この講演では、まずはじめに、英語の短縮レジスターを実例を挙げながら概観する。次に、これまで注目されてこなかった外航船の乗組員が用いる命令応答表現に見られる短縮レジスターのうち、特に、繋辞脱落現象の特徴を詳しく観察し、それがどのような規則に従っているのかを探る。最後に、AAVEや幼児言語に見られる繋辞脱落現象を考察し、言語習得の過程に関する情報を文法記述に導入できる動的文法理論(Dynamic Model of Grammar)によれば、同現象をより細かく説明できるようになる可能性があることを示唆する。

お問い合わせ先:英米文学科 中澤 和夫先生