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文学部共通科目
人間を知る学問
 
文学部は英米文学、フランス文学、日本文学、史学の4分野をカバーしています。いずれも伝統的学問分野からすると「人文学」と呼ばれる点で共通性があります。「人間について知り、人間のための知を追求すること」に目標がおかれています。こうした共通する思いをカリキュラムのなかに活かすため、今から25年ほど前、各学科が互いに知恵を出し合い、設けたのが文学部共通科目の基礎です。その枠組みは現在まで基本的に変わってはいませんが、それは、急速に変化する時代を意識しつつ、もっと大きな文化の流れを視野に入れた講義科目が用意されていることを意味します。
意味のある多様性
古典ギリシャ語やラテン語の知識は、英米文学、フランス文学、西洋史を専攻する者には不可欠でしょう。思想史、文化史、音楽史などについても同じです。
 こうしたよい意味での古典的性格をもつ科目とともに、学際的な科目もあります。テクスト論、比較文学や比較言語論は細分化された専門科目ではカバーしきれない分野を、総合的にまた相対的な観点から論じるものです。また、すでに文学部共通科目の発足時から大学論、出版ジャーナリズム、放送ジャーナリズムがあったことは文学部の先輩方の炯眼というべきでしょう。
 これらの科目は一部を除いて3・4年次向けに開講されます。新入生にはしばし「おあずけ」ということになりますが、全学共通科目とともに、大学で学ぶことの意義を深めてくれるはずです。



青山スタンダード科目
他の大学にはないユニークさ
 青山学院大学では、2003年度より、「青山スタンダード科目」をスタートさせました。これは、これまでの学部教育において重要な位置を占めていた教養教育を抜本的に改革して、全学的に教養教育と専門教育のつながりをこれまで以上に密接にしたものです。「およそ青山学院大学の卒業生であれば、どの学部・学科を卒業したかに関わりなく、一定の水準の技能・能力と一定の範囲の知識・教養をそなえているという社会的評価を受けることを到達目標とする」のが基本的なねらいです。

所属学部・学科に関係なく幅広い教養を学ぶ
 「青山スタンダード科目」を履修することによって、学問的なものの考え方、分析の仕方、調べ方、表現の仕方の基礎的な技法や学問的な作法を身につけることができます。あらゆる学問分野の幅広い教養を持つことによって、専門領域の壁を越えて、物事について多面的、多角的に考え、さまざまな分野の出来事や考え方を知り、異分野や異文化において活躍している人たちと豊かなコミュニケーションを成り立たせることができるようになるでしょう。
専門教育への橋渡しをし、人生をナビゲート
 大学生活の中で、「青山スタンダード科目」をとおして身につける「基礎的な技法」や「学問的な作法」は、専門教育への橋渡しをしてくれるでしょう。また、大学を卒業した後、どのような道を選ぼうとも、有益となるはずです。今、社会や企業が求めているのは、自分で問題を発見し、解釈していく力、自分の考えを的確に表現し、伝達する力、そして、具体的に目標を定め、行動する力です。青山スタンダード科目はこうした力を持つ人材を育成しようとしています。さらに、長い人生の中で何度も振り返ったり確かめ直したりすることで、透徹した知見と人間性を培っていく土台にもなるでしょう。
 最終更新日: 2009/07/14